宝塚

ブログはまとまった文章が載せられるので、どうしても今の私のテーマである「暴力」についてで、いっぱいになってしまう。

9月は、宝塚の報道が出たことも大きかった。

それから、性暴力被害者支援者養成講座でお話しさせていただいたことも、私にとって大切なことだった。

私は娘で、暴力を受けて育った。
そして、宝塚での暴力に取り込まれていった。

家父長制については、もっともっと勉強していかないといけない。(『宝塚は「愛」がある指導だった』と言っている人たちに、今の私が家父長制の話しをしても、理解してもらえないだろう。)

さて、最近は発信する力が弱まっていて、自分でも「あらら?」と思うほどでした。

コロナの影響もあり、春からお声がけいただいた新しいお仕事をしながら、勉強する毎日でした。またぽつぽつ、自分らしく発信していけるといいなと思っています。

応援してくださる皆様から、力をいただいて、なんとも言えないエネルギーが充電されました。

ポリタスTVの反響が本当に大きく(コメントを書いてくださった皆様、ありがとうございました。)、暴力の問題は、もともと暴力がある環境からでは、取材できないんだなと感じました。
https://youtu.be/u0GKcn6DVRI

枝葉末節、枝葉の部分だけ取り上げて、最後は”愛”というマジックワードでまとめるのは、「被害を正当化することで、自分がしてきた加害を正当化できるから」だと、尊敬する先生に、教えていただきました。

“愛”があったから、許される。自分がやったことも。

加害行為に加担してしまったのは、個人の人格の問題ではなく、暴力の構造の問題なのに、それでも向き合えないのは何故だろう?

自分の中にある加害性を認め、向き合いながら生きていくことでしか、次の暴力は防げないと私は思います。

私はこれまで、自分の被害や被害者の方々と向き合ってきましたが、これからは、『加害はどこにいくのか?』を、真剣に探していきたいと思いました。

何社ものインタビューにお答えしたり、あまり明るくない考え事をしたりしていたのですが、パートナーが支えてくれたことと、うちの事務所にいるうさぎさんが横で草を喰んでいてくれたことが、私をつなぎ止めました。

パートナーも自慢のパートナーなのですが、クローゼットなので、写真は載せられません。残念。

あ、今回、宝塚の一件で「東小雪はレズだから、あんなことを言っているんだ」という誹謗中傷が、ありませんでした。少なくとも私には飛んできませんでした。

5年ほど前、宝塚の暴力についてお話しした新聞記事が出たときは(私は今回だけでなく、何年も前から、同じ話しを、大切に語っているのです)見知らぬ人に「東小雪はLGBTだからだ!だからあんなことを言っている!」と、根も葉もないことを書き立てられ、それがかなりTwitter上で拡散されて、差別と偏見に塗れて大変なことだと思ったものですが、2020年の今は、さすがに、私のセクシュアリティについては、とんちんかんなことを言ってくる人がいなくなって、それはひとまずよかったし、時代の変化を感じました。

パートナーが、男性であろうが女性であろうが、Xジェンダーであろうが、暴力のない対等な関係を共に築いて、家族になっていく努力をし続けましょうと、お互いに思い続けることが、大切なことだと思います。

私が怒ったり泣いたりしている横で、いつも穏やかにいてくれるパートナーには、心から感謝しています。

ABOUT ME
東 小雪
元タカラジェンヌ/LGBTアクティビスト。「Tokyo SuperStar Awards」コミュニティ賞を受賞。東京ディズニーシーで初の同性結婚式を挙げる。渋谷区パートナーシップ証明書交付第1号。(2017年12月に離婚)LGBT、女性の人権、自殺対策について講演や執筆など幅広く活動し、テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」、NHK Eテレ「ハートネットTV」などメディア出演多数。著書には、『なかったことにしたくない 実父から性虐待を受けた私の告白』『同性婚のリアル』など

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