観劇

ミュージカル『FUN HOME』観劇

シアタークリエにて上演中のミュージカル『FUN HOME』を観劇させていただきました。

瀬奈じゅんさんが主演のこのミュージカル。
瀬名さんの役どころは、なんとレズビアンの漫画家!

ミュージカルでレズビアンの女性が主人公の物語は非常に珍しいので、とても楽しみにしていました!

『FUN HOME』は漫画が原作。
日本語版も出版されているので、ぜひお読みください。
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ファン・ホーム ~ある家族の悲喜劇〈新装版〉~ (ShoPro Books)
アリソン・ベクダル
小学館集英社プロダクション
2017-12-20


ミュージカル『FUN HOME』、素晴らしかったなぁ。

私が特に印象的だったのは、やはり、主人公の大学時代のシーンです。
自分のセクシュアリティに戸惑い、悩み、少しずつ受け入れていく…
これは多くの当事者に共通し、共感できるものではないかと思いました。
主人公の大学時代を演じた大原櫻子さん。歌も演技力も大変素晴らしく、引き込まれました。

主人公の初めての恋人を演じられた方も、とても自然にレズビアンのアクティビストの女性を演じられていました。
それだけに、若かった頃のひろこさんと私を思い出したりしました。(私とひろこさんは、その昔、とある活動の場で出会っているのです。)
それくらい、レズビアンのコミュニティが自然に浮かび上がってくるような、印象的で重要なシーンでした。

また、LGBTだけでなく、物語の根底には「家族の自死」という大きなテーマが流れています。
私も父親との間に葛藤を抱えているので、そうした側面でも、非常に自分にとってインパクトのある、大切な作品になりました。

紺野まひるさんが「妻」として苦しむシーンや、父親から強いられる家族の緊張感も、素晴らしい表現でした。

出演者の方が「一度の観劇では理解しにくい部分もあると思うので、ぜひ何度でも劇場に…」とおっしゃっていましたが、確かに、セクシュアリティだけでなく、機能不全家族や虐待、自死についての理解があると、より深く見ることができる舞台だと思いました。
ただ、明るく楽しいミュージカル作品というわけではないのが、この作品の魅力だと思います。
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私が観劇させていただいた日は、バレンタインウィークということで、
終演後に抽選会と、ひろこさん(元妻)のアフタートークがついており、とても楽しかった。
瀬奈じゅんさんからのひろこさんへの質問もあったりして(台本になかったそうです!)、聞きどころ満載でした。
ひろこさん、おつかれさまでした!

まだご覧になっていない方は、ぜひ劇場へ。私の知人は、札幌から観劇に来ていました!
チケット、当日券も少し出ているようです。まだ間に合います!

シアタークリエ
ミュージカル『FUN HOME』
http://www.tohostage.com/funhome/

ABOUT ME
東 小雪
元タカラジェンヌ/LGBTアクティビスト。「Tokyo SuperStar Awards」コミュニティ賞を受賞。東京ディズニーシーで初の同性結婚式を挙げる。渋谷区パートナーシップ証明書交付第1号。(2017年12月に離婚)LGBT、女性の人権、自殺対策について講演や執筆など幅広く活動し、テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」、NHK Eテレ「ハートネットTV」などメディア出演多数。著書には、『なかったことにしたくない 実父から性虐待を受けた私の告白』『同性婚のリアル』など